メルマガのネタ切れを無くすコンテンツのテンプレートと情報収集の方法

こんにちは。シノブです。

定期的にメルマガを配信していると、どうしてもネタが付きてしまうこともあると思います。今回はそんな時のためにメルマガのコンテンツのテンプレートや、ネタの考え方、情報収集の方法をご紹介していきたいと思います。

メルマガのネタに困らないための4つのポイント

メルマガに書くネタに困らないようにするには、抑えておくべき大きなポイントが4つあります。それは以下です。

メルマガのネタに困らないための4つのポイント

・読者のニーズと自分のリソースを確認する
・コンテンツの型を決める
・1つのネタから深く広く掘り下げる
・日常的に情報が集まってくる仕組みを作る

まずはネタの素になる読者のニーズと自分のリソースを確認する

「メルマガのネタがない」と思っている人は、実はこれが1番大きな課題になっていることが多いです。自分の読者が求めている情報が何か、全て把握できていますか?それに対して、自分が提供できる情報は整理できていますか?

その両方がわからない状態でメルマガのネタやネタ探しが出来るツールなどを探しても本末転倒です。ネタが見つかったとしてもそれが読者が求めていないものだった場合、読者はすぐにメルマガを解除してしまいます。ただメルマガを発行するためだけのネタ探しは止めましょう。

メルマガのネタの本質は「読者の役に立つもの」「読者の感情を揺さぶるもの」のどちらかです。

読者のニーズはアンケートで把握する

自分のメルマガの読者がどんな情報を求めているか、それを把握するにはアンケートが役に立ちます。無料で作成できるアンケートフォームもあるので、まずは簡単なアンケートを作って読者の声を集めていきましょう。

アンケートに関してこちらの記事で詳細に解説しています。

自分のリソースは棚卸しシートで把握する

自分はどんなことが伝えられるのか。それをまずは整理していきましょう。ニーズとリソースの棚卸しには以下のページで紹介しているテンプレートを使ってみて下さい。

棚卸しシートを埋めもらうと、ストーリーで苦戦する人がいるのですが、ストーリーも自分の貴重なリソースです。これからネットの世界ではコンテンツはどんどん差がなくなり、価値が無くなっていきます。

そんな中で読者にとって共感が生まれ、ライバルとの差別化に繋がるのものの1つが「ストーリー」です。過去にどんな環境・考え方だったのか、それが今どう変わったのか、これからどうしていきたいのか。これらがまさに読者の共感を作るポイントです。

例えば、現在ネットビジネスで月50万円稼いでいる正社員の人がいたとします。その人がこれからの未来で独立して起業することを目指すのか、それとも今後も正社員のまま、副業として収入の安定を目指すのかで、共感できる人はだいぶ変わってきます。だからこそ、過去・現在・未来のストーリーをしっかりと考えましょう。

読者のニーズと自分のリソースが把握できたら、それに沿ったコンテンツの型を決めていきましょう。

コンテンツの型を決める

コンテンツの型が決めると、何をどう書けばいいかの迷いがなくなります。また、これらの型はある程度どんなジャンルのメルマガでも応用が効くので、自分の読者のニーズに対して適宜応用していきましょう。

読者から質問を受け付けて回答する「Q&A」

メルマガのネタの定番でもある質疑応答は行っていますか?自分のメルマガの中で質問を集めて、その質問に対して回答していくというコンテンツです。質問以外にも、メルマガへの感想などを聞いてみても良いかもしれません。

自分が取り組んでいることの経過の「定点観測・定時報告」

例えばダイエットの経過や作っている作品の進捗など、自分が取り組んでいる物事の経過報告はコンテンツの1つになります。また、ビジネス系のメルマガを発行しているのであれば、毎月の売上報告や行ってきた施策の解説も良いですね。

定期的に発信されるメルマガというのは、読者に読む習慣を作ることが出来ます。その内容が読者の興味のある内容であればベストです。

「関連ニュースやトピック」を紹介する

自分のリソース以外にもメルマガに書くネタはたくさんあります。それはリアルタイムのニュースやトピックを紹介していくことです。

時事ニュースやトピックと言っても、規模の大小は問いません。大きな話題である必要はありません。むしろそういった大きなニュースは読者も知っている可能性が高いのです。

それよりもむしろローカルな、自分の知り合いの話や事例などでも良いですね。そういったニュースやトピックの情報収集は後述するTwitterなどで簡単に行うことが出来ます。

関連する「バックナンバー」の紹介

メルマガはウェブサイトと違って、過去の配信内容を読者が自由に閲覧できない場合もあります。そういう場合には過去に配信したメルマガのバックナンバーの内容を紹介してもよいでしょう。

短期的に同じ内容を繰り返し紹介するのは避けたいですが、メルマガで扱っている話題に関連するバックナンバーであれば、違和感なく紹介が出来ます。

些細な共感や気付きを作る「編集後記」

メルマガの最後に、編集後記を入れるのもおすすめです。例えばささいな日常の中で気づいたことや、ちょっと嬉しかったこと、ちょっとイライラしたことなど、その日、その週にあったちょっとしたことを書いてみましょう。

読者に対しても「気づき」を与えられるような内容であればベストですが、自分の感情や価値観を出していくだけでも、コンテンツとしての意味はあります。

メルマガの読者は「共感できるもの」や「気づき」を求めています。「それ自分も同じだ!」「それわかるわ~!」という共感や「なるほど」「確かにそうだな~」という気付きがあると、今後もメルマガを読み続ける理由が出来ます。

そういった読者の共感や気付きは、些細なことでも生むことが出来ます。日々の生活の中でそういった感情の動きや気付きを大事に認識しつつ、編集後記としてアウトプットしていきましょう。

1つのネタから深く広く掘り下げる

コンテンツの型を使っていくことで、メルマガに書く内容で迷うことは少なくなりますが、さらにメルマガのネタで困らないコンテンツの作り方をご紹介していきます。

概論から各論へ、トピックを分解して深く掘り下げる

例えば情報発信で収入を増やすことをテーマにしたメルマガで「集客のためにワードプレスを使ったブログの作り方」を紹介したとします。

サーバを借りて、ドメインを取得して、ワードプレスをインストールして、テーマを決めて、プラグインをインストールして・・・と、やることとやポイントを説明しますよね。これがいわば「概論」です。

物事の全体像を掴んでもらったり想像してもらうには、まずは概論を伝えていくことが重要です。

しかし読者からしてみると、サーバって何?どこで借りるの?費用はどれくらいかかるの?何か必要なものってあるの?などなど、細かな疑問が出てくるかもしれません。

そんな読者のために、今度は上記の質問にひとつひとつ丁寧に答えるようなメルマガを書いていきましょう。ニーズに対して丁寧に応えていくことは読者にとって価値がありますし、 これはワードプレスでのブログ作成に限らずどんなことでも応用できます。

2ヶ月で10キロ痩せるダイエット、自宅の庭で自給自足できる家庭菜園、株で月10万円稼ぐ方法、子供が偏差値を10上げた勉強方法など、どんなジャンルのメルマガでも「概論」→「各論」のコンテンツの流れは作れます。

読者にとって有意義な別の手段・切り口はないか?広く掘り下げる

例えばさっきの、情報発信で収入を増やしていくことをテーマにしたメルマガで「集客のためにワードプレスでブログを作る方法」をメルマガで取り上げた後の場合で考えていきます。

今度はそれを深く説明していくのではなく、別の手段や切り口を紹介していくことも読者にとって有意義な情報です。

テーマ自体は「情報発信で収入を増やしていくこと」なので、その目的を果たせる別の手段や切り口も、読者にとっては有意義な情報である可能性は高いです(事前にアンケートなどで指向性は探っておきましょう。)

例えば集客に使えるブログツールはアメーバブログやはてなブログ、LINEブログなど様々なものがありますので、それぞれのメリット・デメリットを紹介しても良いですし、別の手段を紹介して、比較するのも読者にとっては有意義です。

それ以外にも情報発信のベースになるSNSの使い方や、コンテンツの作り方、セールスの仕方、顧客満足度を上げる方法、熱狂的なファンの作り方、仕組み化や自動化、などなどメルマガのコンセプトに応じた論点はたくさんあると思うので、その論点でまた概論→各論を展開し、目的に対して別の手段や切り口も紹介していきましょう。

出来ることが1増えると、出来るようになりたいことが5つ増える

僕はメルマガやブログのネタは無限に出てくると思っているのですが、それは「出来ることが1つ増えると、出来るようになりたいことが5つ増える」と感じているからです。

例えば、ワードプレスでブログが作れるようになると「もっとデザインを良くしたい」「もっと記事を充実させたい」「SNSも始めたい」などなど、出来るようになりたいことがたくさん出てきます。1つの悩みや課題が解決しても、さらに別の悩みや課題が無数に増えていくのです。

それはどのレベルになっても尽きることはないので、それが出来るようになるために書くべきネタやトピックは尽きないのです。

それを上手く順序立ててメルマガやブログで紹介していけば、ネタに困ることはありませんし、読者にとっても有意義なメルマガになっていきます。

日常的に情報が集まってくる仕組みを作る

メルマガのネタを探すのに、自分から情報を探しに行って良いネタを見つけるのにはたくさんの時間がかかります。なので、自分のメルマガやブログに関連する情報が自然と集まってくる仕組みを作りましょう。

グーグルアラートに気になるワードを登録しておく

グーグルアラートという機能はネタ探しに便利なツールです。

グーグルアラート

キーワードを登録しておくと、そのキーワードが含まれている新着コンテンツが生成された時にメールでアラートを挙げてくれるようになります。

ワークス用のアラート設定

Twitterで自分の同ジャンルのアカウントをフォローする

一番手っ取り早いのは、Twitterで自分の情報発信しているジャンルと同ジャンルのアカウントを20個位フォローすることです。

そうすることで、発信する情報のネタを見つけやすくなりますし、そのアカウントのツイートを通じて読者の悩みに気づけることもあります。Twitter以外にもFacebookなどのSNSでも同様の使い方が出来ます。

同ジャンルのメルマガには必ず登録しておこう

自分が行っている情報発信と同じジャンルのメルマガには必ず登録しておきましょう。自分では気づけていなかった読者のニーズに気づくことがあったり、面白いコンテンツが見つかったりします。必ず登録しておきましょう。

以上が、メルマガのネタに困らないコンテンツのテンプレートと情報収集の方法でした。これはメルマガに限らず、ブログでも同じことが言えます。参考になれば幸いです。