こんにちは。シノブです。
今回はメルマガを運用していく中で追うべきKPIに関して少しお話していきたいと思います。
メールマガジンを運用するうえで大事にしたい基本的な評価指標は以下の5つですね。母数が多い順に並べていきますけど、実は大事なのは⑤から始まって①が最後です(・∀・)
メルマガを配信している人が、自分のメルマガの規模を表現する時には大抵この数値ですよね。読者数。
ちなみに僕のメルマガの累計の読者は2019年3月7日時点では14,466人。実際に配信しているのは6,783人ですね。以下がその画面キャプチャ
メルマガ配信者にとって「どれだけの読者に配信しているか」っていうのは、気持ちの上では結構大きな誉れだったりするのです。ただ、読者数は毎日追っていかなければいけないKPIではあるものの、先程もお伝えしたとおりKPIの中ではそこまで重要性の高いKPIでは無いかなと思っています。
数だけ集めようと思えばいくらでも集められますしね。
到達数というのは、「受信ボックスに入ったメルマガの数」です。受信ボックスっていうのがとっても大きなポイントでして、実はメールマガジンというのは送れば必ず届くわけではなく、様々な理由で相手に届いていない可能性があるのです。
例えば登録されたメールアドレスが間違っていたり、相手の受信ボックスの容量がいっぱいでメールを受け取れなかったりなど。このあたりの数値はメルマガの配信システム側で計測出来るものもあるから、たまに意識して見てほしいです。
到達率が90%以下のメルマガの場合、迷惑メールフォルダに入る可能性がかなり高くなります。一度迷惑メールフォルダに入りだすと、途端に到達率が下がりますので、日々配信しているメールの到達率が90%を下回ることが無いように注意してください。
ただ、注意しろって言ってもどうやって?っていう方もいらっしゃると思うので、ちょっとしたテクニックをご紹介すると、僕は初めて配信する読者が多い場合には一斉配信するのではなく、既存の読者に加えて、メルマガ未配信者の3割くらいの読者にだけ送るようにしてます。
以下の記事でそのお話してます。
今までメルマガを配信したことが無い読者って、メルマガ自体が届くかわからないんですよね。使われていないメールアドレスかもしれませんし。もし万が一、イタズラ登録などで使われていないアドレスが多く登録されてしまい、そこにメルマガを配信してしまうと、当然エラーになって到達率が下がります。
それで到達率90%を下回ってしまうと、迷惑メール判定を受けやすくなってしまうので、初めてメルマガを送る読者が多い場合には、複数回に分けて、到達率が低くなるリスクを下げて運用するようにしています。
ルマガの中でも非常に需要なKPIの1つがこれです。開封数。文字通りメルマガを開封してくれた数のことなんですが、個人的にはこの開封数を一番重要な指標にしています。
ちなみに僕のメルマガの開封数の平均はだいたい600~1,000くらいの間です。開封率で言うと15%前後くらいなんですが、できればもうちょっと高くしたいですよね。。
ちなみに日本の法人の中でも、ナショナルクライアントのメルマガとかになると、開封率って50%を普通に超えてきます。メルマガをしていると、どうしても平均ってどれくらいなんだろうって気になることがあると思うのですが、平均は人それぞれ、企業それぞれで違うんですよね。
なにしろ、開封率だけあげようと思ったら、開封してくれる人だけに送れば良いっていう話にもなっちゃいますしね。だから考えてもあまり気にする必要は無いのですが、前述のナショナルクライアントとかになると配信数も10万件とか100万件です。それでも開封率50%を超えてくるのです。。そういう世界もあるんですよね。
開封してもらったメルマガがどれだけ見られているか、どれだけ読者に刺さるコンテンツを提供出来ているかの指標が、このクリック率です。
メルマガ本文内にリンクを設置して、そのリンクがどれだけクリックされているかを測っていくのですが、同じページに飛ばすリンクでも、その前後の文章でクリック率は大きな差が出ます。
このクリック率も「平均」っていう概念はやはりありません。自分と同じようにメルマガを配信している人のクリック率とか開封率の平均ってホント気になるんですけど、答えがないのです。
ただ「平均」の指標はありませんが、目指すべき目標があると、追うべきクリック率というのは見えてくるかもしれません。その目指すべき目標とも言えるのが、次に紹介する「CV率」です。
やはりこのKPIが一番大事です。成約数ですね。ビジネスでメルマガを送る場合には、最終的にメルマガで何件の成約数を獲るか、目標を定めて、それに対してクリック数や開封数、送信数をKPIにして運用していくことになります。
成約率が0.1%の商品をメルマガで100個売ろうと思ったら、100,000人の読者が必要になります。メルマガを運用してビジネスを行う場合には、どんな商品をどれくらい売りたいのか、成約数(=CV数)から考えて逆算してKPIを設定していきましょう。
ここまで5つのKPIをご紹介してきましたが、KPIを決めて、さぁそれぞれの数値を高くしよう!って思った時に気をつけてほしいのが「バランス」です。
理由は簡単で、率は母数を少なくすれば高くできるし、数を増やすこともKPIによっては簡単だからです。読者数を増やそうと思ったら、売られているリストを購入したり、メルマガ読者増サービスなどを使えば、10万円で数万人から数十万人のメールアドレスを取得することも出来てしまいます。
一方で開封率を上げようと思ったら、いつも開封してくれる人だけにメルマガを送って、開封してくれない人には送らないようにすれば、その分開封率は高くなります。でもそれじゃ意味が無いですよね。
読者の母数が多くいるなら、少しでも多くの方が開封してクリックしてくれるように開封率やクリック率を重要な指標として置いてもいいですし、逆にまだ読者数が少ないのであれば、数が少ないうちは極端な数値の出やすい開封率を追うのではなく、単純に配信する人をまずは増やしていくために読者数をKPIに置いても良いと思います。
僕がメルマガを副業として行っている中で、一番重視しているKPIは開封数です。何でかというと、メルマガでビジネスをする上で、読者との信頼関係が一番大事だと思っていて、そして開封数というのは読者さんとの信頼のバロメータだと感じるからです。
マンションに住んでいる方は経験あると思うんですが、家のポストに結構いろんなチラシが届きませんか?その大半はちらっと見ただけでゴミ箱に捨ててしまうと思うんですよね。でも例えば、家族からの手紙とか贈り物だったらとりあえず開いて目を通すと思うんです。僕のメルマガも「チラシ」ではなく「手紙」として受け取って欲しいなと思ってます。内容はわからないけど、無意識で開いてしまうような手紙のようなメルマガ。
ええ。自分で言っててもクサいんですけどもね(・∀・)でも本心です!
メルマガの開封率を上げるにはどうするかっていうテクニックは巷に溢れておりますが、個人的にはどんな件名でもとりあえず開いて見られるようなメルマガが理想なんですよね。
なので僕のメルマガでは色んなタイトルで送ってます。それで開封数がどれだけ差が出るかも気にして見てはいますが、一喜一憂せずに、平均的な開封数が伸びているかを長期的に見てメルマガの良し悪しを考えています。
じゃあ一方で、クリック数とかCVは重要じゃないかって言うと、そうではないんです。もちろん重要なんですけど、クリック数もCV数も、メルマガの文面や中身によって大きく変わる部分だと思うんですよね。
「配信者への信頼」や「読者に対する期待値」に加えて「コンテンツとしての引きの強さ」の影響を大きく受ける部分かなと。成果を出す上では追うべき指標ではありますが、日常的に配信する自分のメルマガの成長を考える上では、その数字はそこまで重要ではないかなって思っています。セールスをかける時には勿論大事にしないといけない指標ですけどね。
メルマガを個人でビジネスに使っている人って、多くはないと思うんですけど、「自分はここが大事だと思ってるぜ!」っていう方がいたらぜひコメント頂きたいです(・∀・)ぜひ色々と情報交換していきましょ~