メルマガで読者に共鳴してもらう「仮想敵」を作る

こんにちは。シノブです。

今日はメルマガで設定すべき仮想敵に関してお伝えしていきたいと思います。

仮想敵とは読者にも共通する課題や不満

仮想敵というのは、メルマガ配信者と読者に共通する課題や不満のことです。

仮想敵の例

・成果を出しても評価されず仕事にやりがいを感じない 。
・子供や両親の将来を考えると収入の不安が大きい
・忙しくて土日も休みが無い。自由な時間が欲しい
・今の生活に不満は無いけど何かを変えたい

どんなジャンルの情報発信をするかによっても異なりますが、基本的には「自分の発信する情報で解決できる見込みがあるもの」が仮想敵になっていきます。

仮想敵を作ることでメルマガ読者に共鳴してもらうため

仮想敵を作って発信していくのは、メルマガ読者に共鳴してもらうためです。共鳴してもらうというのは「あるある!」「確かに!」「自分も全くおなじ状況!」「そうなんだよね!」こういった言葉を心の中で読者に言ってもらうことだと思って下さい。

読者と仮想敵を共有できると、その読者はちゃんとメルマガを開封して読んでくれるようになります。自分も同じ仮想敵を倒す(課題や不満を解決する)手段を探しているのと、同じ仮想敵を持つ人を探しているからです。

読者は同じ仮想敵を持つ人を探している

自分の悩みを理解してくれたり共有できる人が身近にいれば良いのですが、仕事や家族、お金に関する悩みって身近な人ほど相談しづらかったりしますよね。

どんなジャンルだったとしても、自分の持っている悩みと同じ悩みを抱えていて、それを解決しようと声に出して行動している人に共感が生まれ、その人のことや発信している情報を得たいと思ってくれます。TwitterなどのSNSでフォロワーが生まれる理由の1つもこれですよね。

手段やツールを仮想敵にするのは止めよう

仮想敵を作ろうと思って、「手段」や「ツール」を仮想敵にしようとする方がいますが、それは止めましょう。

例えばビジネスジャンルでの手段やツールというのは例えば「ブログ」や「SNS」などの集客手段や、「アフィリエイト」や「サブスクリプション」などのマネタイズの手段などが挙げられます。

手段やツールというのは、それぞれメリット・デメリットがありますし、あくまでも手段やツールでしかありません。目的や状況によって有効なときもあればそうじゃない時もあるだけです。これまでの自分を形成してきたものや、これから自分が使うことになるかもしれない手段やツールを仮想敵にすると、不要な矛盾を生んでしまうかもしれません。

だからこそ手段やツールは仮想敵にすることはあまりオススメしません。もちろんその仮想敵に共鳴する読者もいるかもしれませんが、まずは「状態」や「現状」を仮想敵として考えていきましょう

「状態」や「現状」を仮想敵にし、変化を促す

仮想敵を作るというのは否定することです。良くないものを良くないものだと表明することです。ですので個人の人格や今後の可能性を仮想敵するのも止めましょう。「あなたはダメ人間だ」「絶対に不幸になる」こういう仮想敵の作り方はだめです。読者からは「自分もできる」と思ってもらえることが大切なのです。

仮想敵にするものは「状態」や「現状」にすることが多いです。「ストレスが多い現在の働き方」や「効率ではなく時間で解決しようとしている仕事の仕方」などですね。

否定の方向が個人や人格に向かうと、読者と仮想敵を共有することは出来ません。しかし読者と同じ場所に立ち、同じ方向を向いて、「あそこに行こう!」と言って、そのために自分の行動やその結果を見せていくことで、読者に「自分も頑張ろう」と変化を促すことが出来ます。

そんな仮想敵を作っていきましょう。