こんにちは。シノブです。
今回はメルマガで情報発信をする上で大切にしてほしいマインドセットを1つ解説していきます。これを崩すと、メルマガの読者離れ、売上は下がり、あなたの情報発信は必要とされなくなります。怖い。参考になれば幸いです。
あなたが現在正しいと思っていることは、明日になったら悪になっているかもしれません。そんなことないよ!って思う人もいると思うんですけど残念ながらあり得るのです。
一世代前に定番だった終身雇用や、ビジネスマンにとって目標だった出世も、現在では目指す人は減りました。また、ひたすら被リンクを集めるSEO手法は今ではまったく通用しなくなりました。何事も諸行無常です。
そんな中でもビジネスとして情報発信を続けていくためには、自分の考え方や自分の扱っている情報は「永遠のβ版」として認識し、それを常に伝え行く必要があります。
恥ずかしいんですけど、ここからは僕も実際にやったことのある情報発信者としてやってはいけないポジショニングや、そうならないために気をつけるべきことを並べていきます(・∀・)
情報発信する上での権威付けとして最も掲げられがちなのがこれまでの実績や成功です。月収◯万、満足度◯%、サイトのPV数月間◯万などなど。
それ自体は提示しても良いとは思うのです。だけどそれが瞬間風速で出したものであって、実際は数年前に出した実績だったりなんかすると、もう見込み客は完全に見抜きます。
確かに過去の瞬間風速の売上やサイトPVを提示しても、表面的には一見わかりません。ですがそれは長続きしません。今うまく行っているなら絶対に今のことを発信しますよね。今の実績や取り組んでいることの発信が無いと、優良顧客になる可能性のある賢い見込み客は徐々に離れていきます。
さらに実績だけでは、取れるポジションはもうほとんど無くなってきました。売上にしても月間PV数にしても、上には上が絶対にいます。例えば月収100万円程度であれば、ネットやTwitterを探せば無数に出てきます。
実績だけを自分の権威にすると一瞬でそのポジションは崩れます。そしてその実績をキープ出来なくなるとさらにしんどいです。だからこそ、自分の価値を1番感じてくれる人(見込み客)は誰か、どんな価値を提供していくかを常に考えていきましょう。
恥ずかしながらこれは僕もよくやるんですが、セールスや集客の施策が上手くいった時に、後付で都合の良い成功要因を後付けするのは危険です。
自分の能力や強みを活かして、計算通りに成果が出たように見せたい気持ちはわかりますが、そうじゃない場合には素直にそれを認めましょう。そうじゃないと自分の能力や強みに間違った権威が付いてしまって、後々苦しみます。
本当は実績や能力が無いのにポジショントークを続けるのはしんどいですし、見込み客にはそれが絶対にバレます。
なまじそれで売上とか立てちゃうともう、後戻り出来なくなってさらにしんどいです。
ちゃんと行動して成長している人ほど、考え方や発信する情報は変わってきます。僕は2014年3月に前職を辞めて独立しましたが、やっていることはせどりに始まり、ブログ&メルマガ、買取、債権回収の業務委託、toBのWEB制作やマーケティングなど、年々やっていることが変わってきました。
せどりをしていた頃に始めたブログとメルマガは今も続けていますが、読者さんには「今はせどりはほとんどやっていません」と正直に伝えています。そこが今の課題でもあるのですが、今もせどりで稼いでいるポジションを演じるのは無理です。自分でもしんどいです。
そのポジションを取り続けて売上を上げないと生活出来ない人もいるかもしれませんが、そこは出来る限り早めにポジションが変わった旨を伝えていきましょう。ポジションが変わっても、それをしっかり伝えれば今までどおり価値は提供出来ますし、自分の成長にも繋がります。
何より、情報発信は等身大だからこそ楽しいのです。
これも本当に大事なポジショニングだなと思います。
Twitterなどで自分よりも実力も実績も上の人を見つけると、ついつい自分の立ち位置もその人と同じように見せたい、負けたくないっていう気持ちが出てくると思います。その人がバズってたりフォロワーが自分より多いと、なおさらね(・∀・)笑
そういう時には絶対に自分を大きく見せようとしてはいけません。へんなプライドは捨てましょう。自分に足りていない部分を認め、「なにくそー」「絶対に負けん」という反骨心をエネルギーに変えて、今の自分のお客さんに徹底的に価値提供していきましょう。ブログやメディアに1記事でも多く投稿していきましょう。
生きていれば、ビックリするくらい上手くいくこともあれば、信じられないくらい上手くいかないこともあると思います。
そんな時に、同じポジションを演じ続けるのは本当にしんどいと思います。今「THE成功者」のポジションを取っている人は、うまくいかなかったことや失敗は発信出来ませんよね。建前で演じている成功者の姿と、実際の自分の姿を比較すると悲しくなることもあると思います。そしてそれは読者も気づき、離れていきます。
だからこそ、成功の山も失敗の谷も、等身大で情報発信していきましょう。それを一緒に共有できる人をメルマガ読者にしていきましょう。
失敗やうまくいかないことを発信しても、それでもメルマガを読んでくれる読者は必ずいます。ちなみに失敗って再現性がめっちゃ高いので、読者にとっても失敗談は価値があります。同じ失敗をさせないように反面教師として自分の失敗を活かしてもらいましょうね。