こんにちは。シノブです。
情報発信をする上ではよく実績の凄さが重要視されがちですが、個人的には実績の凄さよりもポジショニングの方が遥かに重要じゃないかなって感じています。今回はそのポジショニングに関して書いていきたいと思います~
まずポジショニングとは何なのかと言うと「誰にどんな価値をどう提供するのか」を決めることです。主観的に考えると「見込み客は誰で、どんなコンテンツでどんな価値を提供するか」です。
このポジショニングは、メルマガに限らず情報発信をする上では実績の凄さよりもはるかに重要です。
実績の凄さは、既にコモディティ化してきています。圧倒的な成果の場合は違ってきますが、例えばネットを使ったビジネスで月収100万円を稼いだことのある人を探すとたくさんの人が出てきます。そしてそのノウハウや方法に関しても無料で公開されているものも多くなってきました。アフィリエイト、せどり、株など様々なジャンルで同じことが起こっています。
そうなってくると、実績の凄さでの差別化が難しくなってきます。メルマガの読者があなたを選ぶ理由として「実績の凄さ」で選ばれることが少なくなってくるということです。
そうなると、読者はなぜあなたを選ぶか。要素はいくつかありますが、1つは「ストーリー」です。
過去にどんな状況で何があったのか、それを経て現在どういう状況で何をしているのか、そして未来に向けて何をしていくのか。これらのストーリーが部分的にでも重なる人が、あなたを選んでくれます。
ストーリーに関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。
あとは例えば仮想敵が同じっていうのもあなたを選ぶ理由になります。
小さなところでは「地元が一緒」とか「共通の友達がいる」とか、よりパーソナルな部分がきっかけになることも多いです。あくまでキッカケですけどね。僕は山形県出身なのですが、同じ山形出身の人や東北在住の方からよくメルマガにお返事をもらっていました。
自分のポジションを明確に打ち出していくには、1次情報が必要です。1次情報がどんなものかは以下の記事で解説しています。
どんなポジションでも、その位置に自分が立っていることを証明していかないと意味がありません。
例えば「会社員でいるよりも起業したりフリーランスになった方が幸せ」という旨の情報を発信している人が、起業してから出戻りで会社員になっていたら、ちょっと説得力に欠けますよね。
実態はそうではないのに、先駆者として起業やフリーランスを目指す人に何かコンテンツを販売しようとするポジショントークだと思われてしまうかもしれません。
だからこそ、ポジショニングには自分がその最前線にいることや、その1次情報を発信していることが大切です。
例えばこのメールマーケティングワークスは、個人向けのメルマガメディアとして運営しています。ワークスのポジショニングをまとめるとこんな感じです。
・見込み客はメルマガを使っている個人
・メルマガを使って売上を上げる方法やツールに関する情報発信
・プロセスや結果、やることはリアルタイムで発信する
・失敗したことも全て実績として公開
・建前抜きの等身大の情報発信
メルマガを使って収入を得ている人はたくさんいますし、それこそ売上額で言ったらゼロが2~3個違う額を稼いでいる人もたくさんいますが、プロセスをリアルタイムで発信している人はまだまだ少ないです。
メルマガに関するメディアをやってる僕が言うのもアレですけど、個人向けのメルマガコンテンツって「とっぽい」ものが多い。都合の悪いことが隠されていたり、良い面だけが強調されていたり、それこそポジショニングを間違えた人たちのポジショントークばかりな印象なんですよね・・・!(・∀・)
だからこそ、失敗とかそういうのも諸々含めて等身大の発信をするっていうポジションを取って、影響力を持っていきたいと思っています。
ポジショニングによって、どんな見込み客が集まってくるかが変わってきます。
例えば副業のサイトアフィリエイトで月100万円を稼げるようになった人が情報発信をするとして、サイトアフィリエイトで法人化して起業を目指すのか。それとも副業のまま経済的に安定を目指していくのか。実績としては同じだったとしてもこれからどうするのか、どこのポジションを狙っていくのかによって、その情報に興味を持つ層はガラっと変わってきます。
集客に影響があるということはマネタイズにも大きく影響を及ぼします。例えばSEOのコンサルをするにしても、個人をお客さんにするのか、法人をお客さんにするのかでも、顧客の単価は3倍以上変わってくると思います。
だからこそあらかじめ自分がどんな見込み客にどんなコンテンツでどんな価値を提供していくのか、そしてどれくらい売上を上げたいのかによって、自分の目指すポジションを考えていくべきだと思います。
非常に重要なポジショニングですが、とはいえ固執しすぎる必要もありません。なぜなら自分の立っている場所は時間とともに変わっていくからです。行動す流人ほどポジショニングはどんどん変わっていくと思います。
そういう時には過ぎ去ったポジションに無理に固執することなく、新たなポジションに立っていることを伝えていくべきです。ポジショニングが変わる時に、これまでの自分の考え方や信条と矛盾する立場に立つ可能性もありますが、考え方や行動が変わった理由をしっかり伝えていきましょう。
矛盾を恐れて以前のポジショニングのまま情報発信をしていると、現在の言動や発信している情報との乖離が大きくなって、信頼を損なう可能性が高いです。ポジションが変わったと自分で認識できているのなら、それをまずは受け止めて、新たなポジションでの発信に努めましょう。