こんにちは。信夫です。
今回はGメールにメルマガを送信した際に「プロモーションタブ」に振り分けられてしまう時の対処方法に関してご説明していきたいと思います。
対処方法をお伝えしますと言っておきながら申し訳ないのですが、メルマガがプロモーションタブに振り分けられてしまうことに関して、実はGoogleから公式の発表は出ていないんですよね。
ですが実際にプロモーションタブに入っているメルマガに関して共通点があるので、それを避けることでプロモーションタブからメインタブに移る可能性があります。
実際に自分のプロモーションタブに入っているメルマガを見てみると一目瞭然なのですが、プロモーションタブに入っているのは8割がHTMLで作成されたメルマガです。
プロモーションタブに振分けられるメルマガの8割はHTMLで作られたメルマガですが、中にはテキストで作られたメルマガもあります。
以前は「プロモーションタブに入るのはHTMLで作られたメルマガ」という認識がありましたが、実際のところはテキストでもプロモーションタブに振分けられてしまう可能性はあるのです。
ではこのプロモーションタブに振分けられてしまうことに関しての対処法をお伝えする前に、そもそもプロモーションタブに入ってしまうことでの開封率への影響もお伝えしていきます。
アメリカにあるメルマガ事業会社のリターンパス(Return Path)社が2016年の12月に、Gメールユーザー1628人に対して行ったユーザー調査の結果によると、Gメールのユーザーの45.1%は「1日1回以上プロモーションタブを確認している」というデータが取れました。
以下がその詳細データです。(※赤字で日本語訳を入れました)
出典:The Email Marketer’s Guide to Gmail Categories
約半数の人が1日1回以上プロモーションタブを確認しているのに対して、約20%の人はプロモーションタブを全く見ないというデータも出ています。5人に1人が見てくれないというのはかなり大きな機会損失になってしまいます。
配信するメルマガをプロモーションタブではなくメインタブに入れて少しでも開封率を上げるためには、以下のポイントを押さえてメインタブに振分けられるようにしましょう。
即効性のある対処法としては、メルマガをHTMLではなくテキストで配信してみる方法です。開封率などの数値が取得できなくなるデメリットはありますが、毎回HTMLで配信している場合は、それによってメインタブに振分けられる可能性があります。開封率が測れないので、本文内のURLのクリック率などの数値に変化が無いか確認しましょう。
HTMLのメルマガを配信する場合には、メルマガの読者にタブの設定を変更してもらう必要があります。Gメールの場合は受信BOXで該当のメルマガにマウスカーソルを持ってきて、右クリックすると、タブを移動することができます。
この作業を行うと、それをGメールが学習してそれ以降は移した先のタブにメルマガが届くようになります。
この作業はメルマガ読者に一手間かけてしまうことになるので、タイミングとしてはメルマガ登録時に行ってもらうのがベストです。ダブルオプトインなどの方法を取っている場合は登録フォームに注意書きとして、「Gメールをご利用の方はプロモーションタブにメルマガが届く可能性がある」という旨と、上記の対応をお願いする一文を必ず入れておきましょう。